はじめまして、フェイスワン代表の岩口清二です。
1982年広島に生まれて広島で育ち広島以外に住んだ経験がない生粋の広島人です。
弊社は自身の大工での職人経験を経て企業した工務店です。
ポリシーは『人に後ろ指をさされるようなことはしない』です。
そんなカッコいいことを言ってますが…。
自分自身は大工という仕事に出会うまで、
後ろ指をさされてもおかしくないことばかりの繰り返しでした。
学生時代は遊ぶことしか頭に無く、夜遅くまで遊び回ってしまい、当然朝起きられるわけでもなく、学校にもろくに行かず親に迷惑をかけ。
学校の出席日数がギリギリで卒業が怪しくなると朝起きられない自分を家まで起こしに来てくれる友人たちに迷惑をかけ。
高校を卒業して惰性で入学した専門学校は当然朝起きられずに、数カ月で退職し会社の人たちに迷惑をかけ…。
さすがに周りから『お前は何やっても続かんの』と見放される始末…。
さすがに相当悩みました…。
自分は何をやっても続かない…。
中途半端な自分を責める日が続く中で
『本当に自分のやりたい事は何じゃろ?』
『自分がずっと続けていけることは何じゃろ?』
日々自問自答し続けていると…
人生が変わる事になる出会いがありました。
当時色々と相談に乗ってもらっていた義兄の紹介で、ある大工の親方と出会う事となりました。
印象は壊そうな人でしたが、自分を変えたいという思いが強かったので
『お金は要らないので大工仕事を体験させてほしい』
と親方にお願いして現場作業を数日手伝わせてもらうことになりました。
『仕事は難しいけど、今まで経験した仕事の中で一番楽しい』
不安もありましたがその時に決心しました。
もう一回自分の直観を信じてこの道を進んで行こう。
絶対に自分は変わると誓い、自分に対しての誓約書を書き、当時肌身離さず持ち歩いていました
しかし、決して甘い世界ではありませんでした。
大工職人の世界は楽ではなく、朝早くて、夜遅い、そして給料は安い。
厳しい親方で自分がつまらない事をするとモノが飛んでくることもありました。
しかしその反面、表には出さないけど愛情もあり、話好きな親方とは休憩中に話し込むこともありました。
そこで仕事の技術以外の【人として】という礼儀も沢山教わりました。
『大工仕事は何かあったら一棟弁償する気持ちでやれ』
責任の持ち方も当時の親方から教えてもらいました。
そんな人間味あふれる親方のおかげもあり、着実に力をつけ、自分自身を信用できるようになった頃に、
独立を決心し親方の元を離れ、大工工事業として開業し、
実際に大工としてハウスメーカーなどの数々の建築現場を請け負い、
経験を積み2013年に工務店として法人を設立し現在に至ります。
自分の好きな言葉に【信念】という言葉があります。
信念は英語に訳すと【Faith(フェイス)】という意味で社名に使っています。
そう、当時迷っている自分に向けて書いた誓約書の言葉です。
会社の代表として1つの信念(Faith-One)をもって、誰からも信用・信頼される企業であり続けたいという想いで社名がきまりました。
人生は出会う人とのキッカケで良くも悪くも変わっていきます。
人は他人を変えることはできませんが、キッカケを作ることはできます。
自分を今まで支えてくれた人達、そして今から出会う人達に、人生が良くなるキッカケを作っていければと本気で想い、日々仕事をしています。